紙芝居「かぐやひめ」
脚本 やえがしなおこ
絵 早川純子
童心社から、2024年7月31日発売
定価2,420円 (本体2,200円+税10%)
- 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
- 頁数:16場面
- ISBN:978-4-494-08137-0
- NDC:913
紙芝居、かぐやひめは、主に筆ペン、色鉛筆で描いています。
所々、アクリル絵の具を使用しています。
今回、紙芝居としては、16場面とお話が長いこともあり、
場面にちょっとメリハリがつくように、3場面を
蜜蝋画の技法をちょっと使って、描いてみました。
(下の写真の3枚。)
ただ、並べてみても、あんまりわからないかも。
画用紙に溶かした蜜蝋を塗って、上から絵の具を塗ると、偶然の面白い感じに、絵の具が染みてくれます。また、蜜蝋を引っ掻いて、上から引っ掻いたところに墨汁をすりこむと、引っ掻いたところに絵の具が入り込み、こちらも銅版画のような線画を表現することができます。
ただ、偶然性が高い技法でもあり、出来上がるまで、どんな感じになるかわからないとこが、面白い。
原画の裏を見ると、蜜蝋を塗った部分が、滲んで見えます。
(画用紙に塗った余分な蜜蝋はアイロンで熱を加えてとかし、
新聞紙やキッチンペーパーなどに、染み込ませ取り除きます。)
後ろから光を当てると、影絵のように透けて見えます。
こんな表情も面白い。
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494081370